技術ブログ サーバーレスのサービスを使うなら? AWS Lambda vs Azure Functions vs Cloud Functions
サーバーレスのサービスを使うなら? AWS Lambda vs Azure Functions vs Cloud Functions

サーバーレスのサービスを使うなら? AWS Lambda vs Azure Functions vs Cloud Functions

今回は、サーバーレスのサービスに関する内容だね!

この記事を読めば、どのサーバーレスサービスを使えば良いか決められますね!

本記事で学べること

・サーバーレスについて
・AWS Lambda、Azure Functions、Cloud Functions の概要
・各種サービスの長所・短所

はじめに

本記事では、サーバーレスのサービスである、AWS LambdaとAzure Functions、Cloud Functions について、

コストパフォーマンス

実行時間

対応言語

の3つの観点から詳しく解説します。

本記事の内容を理解するには、サーバーレスに関する知識が必要となるので、まず、サーバーレスのサービスがどのようなものなのかを説明しようと思います。

サーバーレスサービスとは、サーバーハードウェアやインフラの管理をサービスプロバイダーが行ってくれるクラウドコンピューティングサービスです。ユーザーは、サーバーインスタンスやストレージ容量などのリソースを必要に応じて使用し、使用した分だけ課金されます。
サーバレスサービスには、以下のメリットがあります。

・インフラの管理が不要で、コストを削減できます。

・開発に集中でき、生産性を向上させることができます。

・スケーラビリティに優れており、急激なトラフィックの増加にも対応できます。

サーバレスサービスは、Webアプリケーション開発、モバイルアプリケーション開発、データ分析、IoTなど、さまざまな用途に使用されています。
サーバレスサービスの代表的なサービスには、以下のようなものがあります。

・AWS Lambda

・Microsoft Azure Functions

・Google Cloud Functions

サーバレスサービスは、クラウドコンピューティングの新しいトレンドであり、今後ますます普及していくと考えられています。

AWS Lambda とは

AWS Lambdaは、AWSが提供するサーバーレスコンピューティングサービスです。サーバーやクラスターについて心配することなく、コードを実行できます。AWS Lambda は、イベントが発生したときにコードを実行する環境を提供します。イベントには、HTTPリクエスト、メッセージキュー、データベースの変更など、さまざまなものがあります。AWS Lambdaは、ウェブアプリケーション、バックエンドサービス、データ分析など、さまざまな目的に使用できます。
AWS Lambdaのメリットは、次のとおりです。

・サーバーやクラスターを管理する必要がない

・スケーラブルで、イベントが発生するたびに自動的にコードを実行できる

AWS Lambdaを使えば、サーバーやクラスターを管理する必要がなく、サーバへの負荷対策も容易に行えます。

Azure Functions とは

Azure Functionsは、イベント ドリブン アーキテクチャをサポートする、サーバーレスのコンピューティングプラットフォームです。Azure Functionsを使用すると、コードを記述してイベントに応答して実行できる小さな単位の計算を作成できます。Azure Functionsには、次の利点があります。

スケーラブル:Azure Functions は、スケーラブルなアーキテクチャを備えているため、イベントの量に応じてスケールアップまたはスケールダウンできます。

信頼性:Azure Functions は、信頼性の高いプラットフォームを備えているため、イベントが発生した場合に、アプリケーションを継続的に実行できます。

コスト効率:Azure Functions は、コスト効率の高いプラットフォームを備えているため、イベント駆動型のアプリケーションを実行するコストを削減できます。

Azure Functionsは、イベント駆動型のアプリケーションを実行するための強力でスケーラブルで信頼性の高いプラットフォームです。Azure Functions を使用すると、イベントが発生した場合に、アプリケーションを継続的に実行し、コストを削減できます。

Cloud Functions とは

Cloud Functionsは、Google Cloud Platform で提供されているイベント駆動型の無サーバーコンピューティングサービスです。Cloud Functions を使用すると、イベントに応答して実行できる小さな単位の計算を作成できます。Cloud Functions は、次の利点があります。

スケーラブル:Cloud Functions は、スケーラブルなアーキテクチャを備えているため、イベントの量に応じてスケールアップまたはスケールダウンできます。

信頼性:Cloud Functions は、信頼性の高いプラットフォームを備えているため、イベントが発生した場合に、アプリケーションを継続的に実行できます。

コスト効率:Cloud Functions は、コスト効率の高いプラットフォームを備えているため、イベント駆動型のアプリケーションを実行するコストを削減できます。

Cloud Functionsは、イベント駆動型のアプリケーションを実行するための強力でスケーラブルで信頼性の高いプラットフォームです。Cloud Functions を使用すると、イベントが発生した場合に、アプリケーションを継続的に実行し、コストを削減できます。

比較

コストパフォーマンス

  • AWS Lambda は一か月あたり100万リクエストが無料で提供され、それを超えると、100万リクエストあたり$0.2かかります。
  • Azure Functions は一か月あたり100万リクエストが無料で提供され、それを超えると、100万リクエストあたり$0.2かかります。
  • Cloud Functions は一か月あたり200万リクエストが無料で提供され、それを超えると、100万リクエストあたり$0.4かかります。

これらのサービスを用いたアプリケーションにおいて、リクエストが200万を超えるケースはあまり多くないため、コストパフォーマンスはCloud Functions が高いといえます。

 

実行時間

  • AWS Lambda の最大実行時間は900秒です。
  • Azure Functions の最大実行時間は600秒ですが、App Service 上なら無制限で実行することができます。
  • Cloud Functions の最大実行時間は540秒です。

イベントドリブン1なサービスの開発には、最大実行時間が一番長いAWS Lambda がおすすめですが、それ以外のサービスに対して、サーバーレスを使いたいのであれば、App Service がある Azure Functions がおすすめです。

 

対応言語

  • AWS Lambdaの主な対応言語は、C#、Go、 Java、.NET 、Node.js、Python、Ruby となっています。
  • Azure Functionsの主な対応言語は、C#、F#、JavaScript、PowerShell、Python、Typescript となっています。
  • Cloud Functionsの主な対応言語は、Go、Java、Python、.NET、Node.js、PHP、Ruby となっています。

優劣はつけがたいですが、アプリケーション開発における主流言語の観点から述べると、Ruby が Azure Functions では対応していないことと PHP に対応しているのが Cloud Functions だけであるということは特筆すべきでしょう。

まとめ

本記事では、3つのサーバーレスのサービスについて紹介しました。コストの面では、Cloud Functions が優れているといえます。また、実行時間と対応言語の面では、どれを使えばよいかはケースバイケースであるため、上記の比較を参考に選んでいただくとよいでしょう。

語句の説明

  1. 利用者や別のプログラムなどが引き起こす出来事をきっかけにして処理を実行する方式のこと。

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